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「東日本大震災」被災地復興支援 男子日本代表国際親善試合2011 第2戦 袋井/掛川/磐田大会 in エコパ

2011年7月2日

 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール男子日本代表国際親善試合2011(兼 第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピック アジア地区予選 壮行試合)第2戦 袋井/掛川/磐田大会 in エコパ。2連勝を目指す日本代表チームと、逆に新チームとして初勝利を目指すエス オリバー バスケッツ ヴュルツブルグの第2戦目が静岡県袋井市・エコパアリーナで開催されました。

 昨日の記者会見時に「ドイツリーグの外国人枠は7名でありオン・ザ・コート制限はない」とジョン・パトリックヘッドコーチが紹介していたように、外国人7名を擁するエス オリバー バスケッツ ヴュルツブルグは、初戦に続き#7アレックス・キング選手を除くアメリカ人4選手がスターティングメンバーとして出場。

 序盤からエス オリバー バスケッツ ヴュルツブルグが優位な形で試合を進めるが、第2ピリオド開始2分から日本は#12広瀬の速攻や#7石崎の3Pシュートで34-36の2点まで追い上げて前半終了。後半に入り、日本は激しいディフェンスから#9川村、#15竹内(譲)が3Pシュートを沈めて逆転に成功する。また、#10竹内(公)、#11網野がオフェンスリバウンドに絡んでセカンドチャンスを掴むと日本は勢いに乗る。第4ピリオドスタートから4連続得点を挙げると68-53と日本のリードは15点に広がる。一方、ミスが続き決め手を欠いたエス オリバー バスケッツ ヴュルツブルグは反撃の糸口を掴むことができず、結局80-67で日本が快勝。怪我の具合によりベンチで戦況を見つめる#13田臥だが、試合を終えた選手たちを先頭に立って迎え入れ、チーム一丸となって勝利し、2連勝を飾りました。

 試合後の記者会見でトーマス・ウィスマンヘッドコーチは、「今日の選手たちは良い仕事をしてくれました。特に第1戦では良くなかったマンツーマンディフェンスが良く機能した試合でした。ゾーンディフェンスをあまり使わずに試合を展開できたことは、日本のスタイルを出すことができました。ディフェンスをしっかりしてオフェンスにつなげることで速攻のチャンスを作り得点につなげることができました」と満足げに今日の試合を振り返りました。

 途中出場ながら約30分間出場し、15点を挙げた#7石崎 巧選手は「今回はポイントガードとして出場する時間が長かったので、ボールを前に出して速い展開で攻める日本らしいバスケットをすることができました」と語り、15得点9リバウンドと活躍した#10竹内公輔選手は「今日は80点を獲ることを目標に試合に臨みましたが、後半は46得点を獲ることができ、前回よりも日本代表らしい良いゲームができたと思います」と手応えを感じたようです。

 2連敗したエス オリバー バスケッツ ヴュルツブルグのジョン・パトリックヘッドコーチは「全員がある程度シュートを決めることができ、ボールをよく動かしてノーマークの選手を見つけて得点につなげました。スタッツを見ても日本のアシスト数は17本で、我々は6アシストの違いがチームとして練習している差が出ました」と語り、#23セドリック・オリバー選手も「全員がスコアできるすごくバランスの取れたチームです。ディフェンスも素晴らしかったですし、我々は常にミスさせられるような展開になることが多かったです」とそれぞれ日本代表チームの印象について語りました。

<第3戦 東京大会 チケット情報>

 いよいよ明日7月3日(日)は、日本代表チームが今年度国内で試合を行う最後の試合です。すでにコートサイド席、アリーナS席、アリーナSS席は完売となっています。試合直前まで「チケットバスケット」にて購入可能です。また、当日券も会場にて14時から発売します。
 オリンピック予選へ向けて成長し続ける日本代表チームの戦いをお見逃しなく。